专利摘要:
フレーム間予測符号化及びフレーム間予測復号のための方法、装置、及びシステムが提供される。フレーム間予測符号化及びフレーム間予測復号のための方法は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートとの間のひずみを計算し、M個のオフセットベクトルを決定し、決定されたM個のオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートに対応する符号化ブロックのM個の所与の予測値を取得して、M個の所与の予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、テンプレートマッチング予測値と現在の符号化ブロックの実際の値を比較して、現在の符号化ブロックの残差を取得して、残差を符号化する、ことを含む。上記技術的解決策は、ビデオの符号化システム及び復号システムの予測性能を高め、符号化及び復号の効率を高める。
公开号:JP2011511541A
申请号:JP2010544567
申请日:2009-04-10
公开日:2011-04-07
发明作者:ヴィーン、マティアス;カンプ、シュテフェン;チョン、リァンファン;リウ、インジャ
申请人:華為技術有限公司;
IPC主号:H04N7-32
专利说明:

[0001] 本発明の実施形態は、通信の技術分野に関し、より詳細にはフレーム間予測符号化の方法、装置、およびシステムに関する。]
背景技術

[0002] ビデオ符号化において、フレーム間動き補償予測(inter-frame motion compensation prediction)は、圧縮性能の改善のために非常に重要である。フレーム間動き補償予測の技術は、主に参照フレーム内の現在の符号化ブロックと最も正確にマッチする動きベクトル情報を探索するものであり、現在の符号化ブロックの動きベクトル情報は、インタ符号化(inter coding)フレームの符号ストリーム内のビットのうちのかなりの量を占有する。動きベクトル情報は、通常、符号器で生成され、符号ストリームに符号化され、次に、復号器が、復号された動きベクトル情報に従って現在の復号ブロックに対する動き補償予測を行う。動き補償に基づくフレーム間予測技術は、H.264/AVC(Advanced Video Coding) AVS(Audio Video Coding Standard)、およびH.264SVC(Scalable Video Coding)などの現在の主要なビデオ符号化標準で採用されている。]
[0003] H.264/AVCでは、フレーム間予測は、符号ストリームから復号される動きベクトル情報を、復号フレームの対応する領域の情報と組み合わせることにより、現在の符号化ブロックに対する予測子(predictor)を得るものである。動きベクトル情報は、非標準の動き推定(motion estimation)アルゴリズムを使用することにより符号器で得られる。H.264/AVCでは、双方向符号化が、複合仮説予測(composite hypothesis prediction)を使用して、2つの動き補償予測子の平均値を最終予測値として得る。]
[0004] H.264/AVCは、動きベクトル情報が符号ストリーム中に書き込まれなければならないことを明示的に要求し、信号特性により復号器が動きベクトルパラメータを演繹できる場合でさえ、動きベクトル情報が符号器で符号ストリームに符号化されなければならいことが要求され、したがって、符号ストリームのビットを増加させる。]
[0005] 従来技術でさらに提案されているのが、H.264/AVCテンプレートマッチングに基づくインタ符号化法である。この方法は、新しい種類のマクロブロックおよびサブマクロブロックを導入して、テンプレートマッチング予測が使用されるべきかどうかを確認する。この方法は、複数の予測参照信号を平均することにより符号化効率を改善する。この場合、使用される予測参照信号の数は、テンプレート・マッチング・コストひずみ(template matching cost distortion)を計算することにより得られるしきい値を使って決定される。]
[0006] 多仮説予測(multi-hypothesis prediction)が使用される場合、前述の方法は、1つの参照フレームから得られる仮説予測値(hypothesis prediction value)を平均することにより最終予測値を得て、その結果、予測性能も符号化効率も比較的低い。さらに、使用される平均化法は、仮説予測値の算術平均値を計算するものである。算術平均値の計算は浮動小数点計算なので、大量の小数計算が、ソフトウェアおよびハードウェアの実装を複雑にする。]
発明が解決しようとする課題

[0007] 本発明の実施形態は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみを使って仮説予測値を得て、現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値(template matching prediction value)を計算するための、フレーム間予測符号化およびフレーム間予測復号のための方法、装置、およびシステムを提供する。したがって、予測性能および符号化効率が高められる。]
課題を解決するための手段

[0008] 上記の目的を達成するために、本発明の実施形態の一様態が、フレーム間予測符号化法を提供し、この方法は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定すること、M個の決定されたオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応するM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算すること、および、テンプレートマッチング予測値を現在の符号化ブロックの元の値と比較して、現在の符号化ブロックの残差を得て、残差を符号化すること、を含む。ここで、LおよびMは1よりも大きな自然数である。]
[0009] 別の様態によれば、本発明の一実施形態が、フレーム間予測復号法を提供し、この方法は、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定すること、M個の決定されたオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算すること、および、現在の復号ブロックの残差を復号し、現在の復号ブロックの復号された残差を現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得すること、を含む。ここで、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0010] 別の様態によれば、本発明の一実施形態が、フレーム間予測符号化装置を提供する。この装置は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、予測値計算モジュールが現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算した後に、テンプレートマッチング予測値を現在の符号化ブロックの実際の値と比較し、現在の符号化ブロックの残差を取得して、残差を符号化するために構成される符号化モジュールと、を含む。ここでLおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0011] 別の様態によれば、本発明の一実施形態は、フレーム間予測復号装置を提供する。この装置は、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、現在の復号ブロックの残差を復号し、現在の復号ブロックの復号された残差を現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成される復号モジュールと、を含む。ここで、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0012] 別の様態によれば、本発明の一実施形態は、フレーム間予測符号化システムを提供する。このシステムは、コスト関数を使って現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、M個の決定されたオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、テンプレートマッチング予測値を現在の符号化ブロックの実際の値と比較し、現在の符号化ブロックの残差を得て、残差を符号化するために構成されるフレーム間予測符号化装置を含む。ここで、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0013] 別の様態によれば、本発明の一実施形態は、フレーム間予測復号システムを提供する。このシステムは、コスト関数を使って現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、M個の決定されたオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、現在の復号ブロックの残差を復号し、現在の復号ブロックの復号された残差を現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成されるフレーム間予測復号装置を含む。ここで、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
発明の効果

[0014] 本発明の実施形態は、従来技術に比べて以下の利点を備えている。本発明の実施形態は、現在の符号化ブロック/復号ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみを計算することにより、複数のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロック/復号ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値に従って符号化ブロック/復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算して、それにより、ビデオ符号化の予測性能を高め、符号化効率を高める。]
図面の簡単な説明

[0015] 本発明の一実施形態によるテンプレート・マッチング・パラメータを示す概略図である。
本発明の一実施形態によるフレーム間予測符号化法を示す流れ図である。
本発明の一実施形態によるフレーム間予測符号化システムの構造図である。
本発明の一実施形態によるフレーム間予測復号システムの構造図である。]
実施例

[0016] 本発明の実施形態は、テンプレート・マッチング・アルゴリズムを利用して、R×Rピクセルからなる正方形領域に対して仮説予測値を生成する。図1に示されるように、現在の符号化ブロックに隣接する符号化済みおよび復号済みブロック内にテンプレートが定義される。図1では、参照番号1により示される領域がテンプレート領域であり、参照番号2により示される領域が現在の符号化ブロックであり、参照番号3により示される領域が符号化済みブロック、すなわち、再構成された領域であり、参照番号4により示される領域が符号化されるべきブロックである。] 図1
[0017] 図2は、本発明の一実施形態によるフレーム間予測符号化法を示す流れ図である。この方法は以下のステップを含む。] 図2
[0018] ステップS201:コスト関数を使って現在の符号化ブロックのテンプレート領域と、複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみを計算して、複数のオフセットベクトルを決定する。ここで、複数のマッチするテンプレートは、複数の参照フレーム内を探索することにより取得される。探索する場所は、すべての参照フレーム(多数のフレーム)または単一の参照フレーム(たとえば、最適なテンプレートが位置する参照フレーム)のセットとすることができ、探索場所はまた、あらかじめセットされた符号化オフセットベクトル情報および/または参照フレームシリアル番号が対応する参照フレームとすることもできる。本発明の一実施形態では、複数のマッチするテンプレートを探索する場所は、すべての参照フレーム(多数のフレーム)のセットである。]
[0019] 現在の符号化ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみは、現在の符号化ブロックの予測値と現在の符号化ブロックの実際の値との間の差である。現在の符号化ブロックの実際の値は、現在の符号化ブロックの元の値、すなわち、符号化前のピクセル値であり、現在の符号化ブロックの予測値は、符号化前のピクセルに対する予測値である。オフセットベクトルは、現在の符号化ブロックのテンプレート領域と参照フレーム内のマッチするテンプレートとの間の位置の差であり、現在の符号化ブロックのテンプレート領域と各参照フレーム内の各マッチするテンプレートとの間のひずみが1つのオフセットベクトルに対応し、そのため、現在の符号化ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみにより、複数のオフセットベクトルを決定することが可能である。具体的には、複数のマッチするテンプレートは、参照フレーム毎に見つけ得て、そのため、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみにより、M個のオフセットベクトルを決定することができる。ここで、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0020] 図1に示されるように、提案されるコスト関数を使って現在の符号化ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみが計算されて、複数のオフセットベクトルを決定する。ここで、コスト関数は、テンプレート領域と参照フレーム内の対応する領域とのピクセル値の差の絶対値の和である。たとえば、テンプレート領域と参照フレーム内の対応する領域とのピクセル値の差の二乗の和などの他のコスト関数を使用することもできる。参照フレーム内の対応する領域は、テンプレート領域の場所に従って参照フレーム内で見つけられ、かつ、テンプレート領域とマッチする領域である。] 図1
[0021] ステップS202:複数の決定されたオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算する。仮説予測値は、多数の予測が行われたときの一連の予測値であり、テンプレートマッチング予測値は、テンプレートマッチング技術を使用することにより取得される現在の符号化ブロックの予測値である。]
[0022] 複数のオフセットベクトルが決定された後に、複数のオフセットベクトルは、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とマッチするテンプレートとの間のひずみの値に従って所定の順序で配列されて、参照フレームのオフセットベクトル情報とは独立したサブセットリストvn得る。所定の順序は、昇順または降順とすることができ、説明すべき本発明の実施形態の例として、昇順が取り上げられる。]
[0023] その後、マッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの所定の数の仮説予測値が、オフセットベクトルのひずみの昇順に従ってリストから選択される。具体的には、マッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの所定の数の仮説予測値が、先行するM個のオフセットベクトルのひずみの昇順に従ってリストから選択される。所定の数をNとすることができ、Nの値は、あらかじめ決定することができ、Nの最小値は1である。Nの最大値がMであることを理解することができる。Nの値はまた、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とマッチするテンプレートとの間のひずみ、または参照フレームの数により決定することもできる。たとえば、しきい値が設定され、現在の符号化ブロックのテンプレート領域およびマッチするテンプレートのしきい値よりも大きいまたは小さいひずみが対応するオフセットベクトルが選択される。]
[0024] N個の仮説予測値が取得された後に、N個の仮説予測値は、重み付き平均され、N個の仮説予測値を重み付き平均することにより得られる値が、現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値TM_Pとなる。テンプレートマッチング予測値TM_Pはまた、ピクセルに対して整数の精度で平均することにより計算することもできる。重み付き平均法は、説明すべき本発明の実施形態の例のために取り上げられる。]
[0025] 重み付き平均法を使用してテンプレートマッチング予測値TM_Pを計算することは、マッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのN個の仮説予測値とN個の重み付け係数との積の和を計算することとして理解することができ、以下の式で示される。]
[0026] 計算によりテンプレートマッチング予測値TM_Pが取得された後、現在の符号化ブロックの情報を符号化するとき、テンプレートマッチング予測値TM_Pを現在の符号化ブロックの実際の値と比較すること、現在の符号化ブロックの残差を取得すること、および、現在の符号化ブロックの取得された残差を符号化することがさらに実行されるべきである。現在の符号化ブロックの実際の値は、現在の符号化ブロックの初期値、すなわち、符号化前のピクセル値である。]
[0027] 本発明の実施形態により提供されるフレーム間予測符号化法は、複数の決定されたオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値を重み付き平均して、テンプレートマッチング予測値を決定し、テンプレートマッチング予測値の残差および現在の符号化ブロックの実際の値を符号化し、そのため、現在の符号化ブロックのオフセットベクトル情報を符号化する必要がなく、それにより、符号化量を低減し、符号化効率が高まる。さらに、重み付き平均は、整数計算で行われ、それにより、計算の複雑さが低減する。]
[0028] 上記のフレーム間予測符号化法に対応して、本発明の一実施形態は、フレーム間予測復号法をさらに提案する。この方法は、以下を含む。テンプレートマッチング予測値TM_Pが計算により取得された後、現在の復号ブロックが復号されるとき、現在の復号ブロックが対応する残差情報が復号され、該残差情報がテンプレートマッチング予測値TM_Pに加算されて、現在の復号ブロックの再構成値を取得する。現在の復号ブロックの再構成値は、現在の復号ブロックの復元された値、すなわち、残差をテンプレートマッチング予測値に加算することにより得られる値である。テンプレートマッチング予測値TM_Pが復号器で計算されるとき、テンプレートマッチングの探索範囲は、現在の復号ブロックの位置の座標を中心とする複数の参照フレーム内である。]
[0029] 本発明の実施形態により提供されるフレーム間予測復号法は、複数の決定されたオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックの仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値を重み付き平均して、テンプレートマッチング予測値を決定し、現在の復号ブロックを復号するとき、現在の復号ブロックが対応する残差情報を復号し、決定されたテンプレートマッチング予測値に残差情報を加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得する。符号器は、オフセットベクトルを符号化しないので、復号器がオフセットベクトルを復号する必要がなく、それにより、復号器の符号化効率が改善される。]
[0030] 本発明の実施形態により提案されるフレーム間予測符号化法およびフレーム間予測復号法を使用することにより符号化されるブロックおよび/または復号されるブロックが、複数のサブブロックを含むとき、各サブブロックは、現在の復号ブロックの復号される残差の符号化法/復号法により符号化/復号され、各サブブロックのテンプレート領域は、本発明の実施形態により提供されるフレーム間予測符号化法およびフレーム間予測復号法を使用することにより取得されるテンプレートマッチング予測値を含む。現在の復号ブロックの残差を復号するとき、テンプレートマッチング予測値TM_Pを計算して残差を符号化/復号する前に、符号器/復号器が、全マクロブロックを予測する必要があり得、現在の符号化ブロック/復号ブロックのテンプレート領域が不完全な場合、現在の符号化ブロック/復号ブロックに隣接する符号化ブロック/復号ブロックのテンプレートマッチング予測値が、再構成値として使用され、その結果、現在の符号化ブロック/復号ブロックに隣接する符号化ブロック/復号ブロックが、現在の符号化ブロック/復号ブロックのテンプレート領域の一部になる。]
[0031] 図3は、本発明の一実施形態によるフレーム間予測符号化システムの構造図であり、フレーム間予測符号化システムは、コスト関数を使って現在の符号化ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみを計算して、複数のオフセットベクトルを決定し、複数の決定されたオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、テンプレートマッチング予測値を現在の符号化ブロックの実際の値と比較し、現在の符号化ブロックの残差を取得して、残差を符号化するフレーム間予測符号化装置3を含む。] 図3
[0032] フレーム間予測符号化装置3は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュール31と、ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュール32と、予測値計算モジュールが現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算した後に、テンプレートマッチング予測値を現在の符号化ブロックの実際の値と比較し、現在の符号化ブロックの残差を取得して、残差を符号化するために構成される符号化モジュール33と、を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0033] 予測値計算モジュール32は、M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択するために構成される選択サブモジュール321と、選択サブモジュールにより選択される、マッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのN個の仮説予測値を重み付き平均して、現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される計算サブモジュール322と、を含むことがあり、NはM以下の自然数である。]
[0034] 上記のフレーム間予測符号化システムおよびフレーム間予測符号化装置3では、予測値計算モジュール32は、ベクトル決定モジュール31により決定される複数のオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値を重み付き平均して、テンプレートマッチング予測値を決定する。符号化モジュール33は、テンプレートマッチング予測値の残差および現在の符号化ブロックの実際の値を符号化し、そのため、現在の符号化ブロックのオフセットベクトル情報を符号化する必要がなく、それにより、符号化ビットを低減し、符号化効率が改善する。さらに、予測値計算モジュール32は、整数計算で重み付き平均を行い、それにより、計算の複雑さが低減する。]
[0035] 図4は、本発明の一実施形態によるフレーム間予測復号システムの構造図であり、フレーム間予測復号システムは、コスト関数を使って現在の復号ブロックのテンプレート領域と複数の参照フレーム内の複数のマッチするテンプレートとの間のひずみを計算して、複数のオフセットベクトルを決定し、複数の決定されたオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、現在の復号ブロックの残差を復号し、現在の復号ブロックの復号された残差を現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得するフレーム間予測復号装置4を含む。] 図4
[0036] フレーム間予測復号装置4は、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュール41と、ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従ってM個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、M個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュール42と、現在の復号ブロックの残差を復号し、現在の復号ブロックの復号された残差を現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成される復号モジュール43と、を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である。]
[0037] 予測値計算モジュール42は、M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択するために構成される選択サブモジュール421と、選択サブモジュールにより選択される、マッチするテンプレートが対応する復号ブロックのN個の仮説予測値を重み付け平均して、現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される計算サブモジュール422と、を含むことがあり、NはM以下の自然数である。]
[0038] 上記のフレーム間予測復号システムおよびフレーム間予測復号装置4では、予測値計算モジュール42は、ベクトル決定モジュール41により決定される複数のオフセットベクトルに従って複数のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックの複数の仮説予測値を取得して、複数の仮説予測値を重み付け平均して、テンプレートマッチング予測値を決定し、復号モジュール43は、現在の復号ブロックを復号する間、現在の復号ブロックが対応する残差情報を復号し、決定されたテンプレートマッチング予測値に残差情報を加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得する。符号器はオフセットベクトルを符号化しないので、復号モジュール43はオフセットベクトルを復号する必要がなく、それにより、符号化効率が改善する。]
[0039] 実施形態の上記の説明により、本発明は、必要な汎用ハードウェアプラットフォームを加えたソフトウェアにより実装されることができ、当然、ハードウェアだけにより実装されることができるが、多くの状況の下では前者の方式が好ましい実施形態であることを当業者は明確に理解すべきである。そのような理解に基づき、本発明の技術的解決策の趣旨または最新技術に貢献する本発明の一部が、記憶媒体に記憶され、かつパーソナルコンピュータ、サーバ、ネットワーク装置などとすることができるコンピュータ装置が本発明の実施形態に記載される方法を実行することができるようにする複数の命令群を含むコンピュータソフトウェア製品の形で実施されることができる。]
[0040] 上記に開示されているのは、本発明のいくつかの具体的な実施形態でしかないが、当業者に考えられるすべての変更形態が本発明の保護範囲の中に入るべきであるように、本発明は、本発明のいくつかの具体的な実施形態に制限されるわけではない。
本出願は、全内容が参照により本明細書に組み込まれる、以前2008年4月11日に中国特許庁に提出された「フレーム間予測符号化の方法、装置、およびシステム」と題する中国特許出願No.200810089318.6の利益を主張する。]
权利要求:

請求項1
フレーム間予測符号化法であって、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、前記決定されたM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、該M個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、前記テンプレートマッチング予測値を前記現在の符号化ブロックの元の値と比較し、前記現在の符号化ブロックの残差を取得して、該残差を符号化する、ことを含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測符号化法。
請求項2
前記M個のマッチするテンプレートは、前記L個の参照フレームを探索することにより取得される、請求項1に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項3
前記M個の仮説予測値に従って現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することは、前記M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択し、前記選択されたN個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算する、ことを含み、NはM以下の自然数である、請求項1に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項4
前記数Nは、あらかじめ決定されるか、または、テンプレートマッチングひずみコストもしくは前記参照フレームの数に従って決定される、請求項3に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項5
前記選択されたN個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することは、前記マッチするテンプレートが対応する前記符号化ブロックの前記選択されたN個の仮説予測値を重み付き平均して、前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することを含む、請求項3に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項6
前記選択されたN個の仮説予測値を重み付き平均することは、前記マッチするテンプレートが対応する前記符号化ブロックの前記選択されたN個の仮説予測値とN個の重み付け係数との積の和を計算することを含む、請求項5に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項7
前記重み付け係数は、前記現在の符号化ブロックのテンプレート領域と前記L個の参照フレーム内の前記N個のマッチするテンプレートそれぞれとの間の、コスト関数に従って計算されるひずみにより決定される、請求項6に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項8
前記現在の符号化ブロックのテンプレート領域が不完全なとき、前記現在の符号化ブロックに隣接する符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を再構成値として使用し、前記現在の符号化ブロックに隣接する符号化ブロックが、前記現在の符号化ブロックのテンプレート領域の一部になることをさらに含む、請求項1に記載のフレーム間予測符号化法。
請求項9
フレーム間予測復号法であって、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、前記決定されたM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、前記現在の復号ブロックの残差を復号し、前記現在の復号ブロックの前記復号された残差を前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、前記現在の復号ブロックの再構成値を取得する、ことを含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測復号法。
請求項10
前記M個のマッチするテンプレートは、前記L個の参照フレームを探索することにより取得される、請求項9に記載のフレーム間予測復号法。
請求項11
前記M個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することは、前記M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択し、前記選択されたN個の仮説予測値に従って前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算する、ことを含み、NはM以下の自然数である、請求項9に記載のフレーム間予測復号法。
請求項12
前記数Nは、あらかじめ決定されるか、または、テンプレートマッチングひずみコストもしくは前記参照フレームの数に従って決定される、請求項11に記載のフレーム間予測復号法。
請求項13
前記選択されたN個の仮説予測値に従って現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することは、前記マッチするテンプレートが対応する復号ブロックの前記選択されたN個の仮説予測値を重み付き平均して、前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算することを含む、請求項11に記載のフレーム間予測復号法。
請求項14
前記選択されたN個の仮説予測値を重み付き平均することは、前記マッチするテンプレートが対応する復号ブロックの前記選択されたN個の仮説予測値とN個の重み付け係数との積の和を計算することを含む、請求項13に記載のフレーム間予測復号法。
請求項15
前記重み付け係数は、前記現在の復号ブロックのテンプレート領域と前記L個の参照フレーム内の前記N個のマッチするテンプレートそれぞれとの間の、コスト関数に従って計算されるひずみにより決定される、請求項14に記載のフレーム間予測復号法。
請求項16
前記現在の復号ブロックのテンプレート領域が不完全なとき、前記現在の復号ブロックに隣接する復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を再構成値として使用し、前記現在の復号ブロックに隣接する復号ブロックが、前記現在の復号ブロックのテンプレート領域の一部になることをさらに含む、請求項9に記載のフレーム間予測復号法。
請求項17
フレーム間予測符号化装置であって、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、前記ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、前記予測値計算モジュールが前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算した後、前記テンプレートマッチング予測値を前記現在の符号化ブロックの元の値と比較し、前記現在の符号化ブロックの残差を取得して、前記残差を符号化するために構成される符号化モジュールと、を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測符号化装置。
請求項18
前記予測値計算モジュールは、前記M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択するために構成される選択サブモジュールと、前記マッチするテンプレートが対応する符号化ブロックの、前記選択サブモジュールにより選択されるN個の仮説予測値を重み付け平均して、前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される計算サブモジュールと、を含み、Nは、M以下の自然数である、請求項17に記載のフレーム間予測符号化装置。
請求項19
前記数Nは、あらかじめ決定されるか、または、テンプレートマッチングひずみコストもしくは前記参照フレームの数に従って決定される、請求項18に記載のフレーム間予測符号化装置。
請求項20
フレーム間予測復号装置であって、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、前記ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、前記現在の復号ブロックの残差を復号し、前記現在の復号ブロックの復号された残差を前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、前記現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成される復号モジュールと、を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測復号装置。
請求項21
前記予測値計算モジュールは、前記M個の仮説予測値からN個の仮説予測値を選択するために構成される選択サブモジュールと、前記マッチするテンプレートが対応する復号ブロックの、前記選択サブモジュールにより選択されるN個の仮説予測値を重み付き平均して、前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される計算サブモジュールと、を含み、NはM以下の自然数である、請求項20に記載のフレーム間予測復号装置。
請求項22
前記数Nは、あらかじめ決定されるか、または、テンプレートマッチングひずみコストもしくは前記参照フレームの数に従って決定される、請求項21に記載のフレーム間予測復号装置。
請求項23
フレーム間予測符号化システムであって、コスト関数を使って現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、前記決定されたM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、前記テンプレートマッチング予測値を前記現在の符号化ブロックの元の値と比較し、前記現在の符号化ブロックの残差を取得して、前記残差を符号化するために構成されるフレーム間予測符号化装置を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測符号化システム。
請求項24
前記フレーム間予測符号化装置は、現在の符号化ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、前記ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する符号化ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、前記予測値計算モジュールが、前記現在の符号化ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算した後、前記テンプレートマッチング予測値を前記現在の符号化ブロックの元の値と比較し、前記現在の符号化ブロックの残差を取得して、前記残差を符号化するために構成される符号化モジュールと、を含む、請求項23に記載のフレーム間予測符号化システム。
請求項25
フレーム間予測復号システムであって、コスト関数を使って現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定し、前記決定されたM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算し、前記現在の復号ブロックの残差を復号し、前記現在の復号ブロックの前記復号された残差を前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、前記現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成されるフレーム間予測復号装置を含み、LおよびMは、1よりも大きな自然数である、フレーム間予測復号システム。
請求項26
前記フレーム間予測復号装置は、現在の復号ブロックのテンプレート領域とL個の参照フレーム内のM個のマッチするテンプレートそれぞれとの間のひずみを計算して、M個のオフセットベクトルを決定するために構成されるベクトル決定モジュールと、前記ベクトル決定モジュールにより決定されるM個のオフセットベクトルに従って前記M個のマッチするテンプレートが対応する復号ブロックのM個の仮説予測値を取得して、前記M個の仮説予測値に従って前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値を計算するために構成される予測値計算モジュールと、前記現在の復号ブロックの残差を復号し、前記現在の復号ブロックの前記復号された残差を前記現在の復号ブロックのテンプレートマッチング予測値に加算して、現在の復号ブロックの再構成値を取得するために構成される復号モジュールと、を含む、請求項25に記載のフレーム間予測復号システム。
类似技术:
公开号 | 公开日 | 专利标题
RU2608264C2|2017-01-17|Способ и устройство для кодирования/декодирования вектора движения
US9131237B2|2015-09-08|Method and apparatus for encoding and decoding motion vector by predicting motion vector according to mode
JP5580453B2|2014-08-27|直接モード符号化及び復号化装置
US9426489B2|2016-08-23|Video decoding apparatus, video coding apparatus, video decoding method, video coding method, and storage medium
US8724704B2|2014-05-13|Apparatus and method for motion estimation and image processing apparatus
US10070126B2|2018-09-04|Method and apparatus of intra mode coding
US8964829B2|2015-02-24|Techniques to perform fast motion estimation
JP5373626B2|2013-12-18|複数の動きベクトル・プレディクタを使用して動きベクトルを推定する方法、装置、エンコーダ、デコーダ及びデコーディング方法
KR100578433B1|2006-05-11|페이딩 추정/보정
KR101218434B1|2013-01-03|움직임 추정 방법, 시스템 및 컴퓨터 판독가능 매체
US10412406B2|2019-09-10|Method and apparatus for deriving temporal motion vector prediction
KR100957316B1|2010-05-12|멀티미디어 코딩을 위한 모드 선택 기술
KR101366093B1|2014-02-21|영상의 부호화, 복호화 방법 및 장치
US8155193B2|2012-04-10|Moving picture encoding apparatus, moving picture decoding apparatus, moving picture encoding method, moving picture decoding method, moving picture encoding program, and moving picture decoding program
KR100739714B1|2007-07-13|인트라 예측 모드 결정 방법 및 장치
JP2019110591A|2019-07-04|映像復号化方法
JP4898467B2|2012-03-14|可変ブロックサイズ動き予測のための符号化モードの決定方法及び装置
TWI407798B|2013-09-01|運動預測方法與視訊編解碼器
JP5061179B2|2012-10-31|照明変化補償動き予測符号化および復号化方法とその装置
KR101393824B1|2014-05-13|저 복잡성 움직임 벡터 도출을 위한 시스템 및 방법
JP5422168B2|2014-02-19|Video encoding method and video decoding method
CN101536530B|2011-06-08|基于运动估计进行视频编码和解码的方法和设备
US20100208814A1|2010-08-19|Inter-frame prediction coding method and device
JP5524625B2|2014-06-18|インター予測符号化/復号化方法及び装置
KR101356734B1|2014-02-05|움직임 벡터 트랙킹을 이용한 영상의 부호화, 복호화 방법및 장치
同族专利:
公开号 | 公开日
KR20100105730A|2010-09-29|
US20100272183A1|2010-10-28|
CN101557514A|2009-10-14|
EP2262270A1|2010-12-15|
US8693543B2|2014-04-08|
EP2262270A4|2011-04-06|
US20140105298A1|2014-04-17|
WO2009124511A1|2009-10-15|
KR101145698B1|2012-05-24|
CN101557514B|2011-02-09|
引用文献:
公开号 | 申请日 | 公开日 | 申请人 | 专利标题
WO2007125856A1|2006-04-28|2007-11-08|Ntt Docomo, Inc.|画像予測符号化装置、画像予測符号化方法、画像予測符号化プログラム、画像予測復号装置、画像予測復号方法及び画像予測復号プログラム|JP2017536725A|2014-10-31|2017-12-07|華為技術有限公司Huawei Technologies Co.,Ltd.|画像予測方法および関連する装置|US6807231B1|1997-09-12|2004-10-19|8×8, Inc.|Multi-hypothesis motion-compensated video image predictor|
KR100587280B1|1999-01-12|2006-06-08|엘지전자 주식회사|오류 은폐방법|
EP1610560A1|2004-06-24|2005-12-28|Deutsche Thomson-Brandt Gmbh|Method and apparatus for generating and for decoding coded picture data|
CN100366092C|2005-04-08|2008-01-30|北京中星微电子有限公司|一种视频编码中基于运动矢量预测的搜索方法|
JP2007043651A|2005-07-05|2007-02-15|Ntt Docomo Inc|動画像符号化装置、動画像符号化方法、動画像符号化プログラム、動画像復号装置、動画像復号方法及び動画像復号プログラム|
US7974340B2|2006-04-07|2011-07-05|Microsoft Corporation|Adaptive B-picture quantization control|
US7995649B2|2006-04-07|2011-08-09|Microsoft Corporation|Quantization adjustment based on texture level|
CN101022555B|2007-02-12|2010-12-08|清华大学|帧间预测编码的模式快速选择方法|
US8243797B2|2007-03-30|2012-08-14|Microsoft Corporation|Regions of interest for quality adjustments|
CN101094404A|2007-06-28|2007-12-26|宁波艾利特科技发展有限公司|自适应伸缩模板的运动估计算法|
GB0718027D0|2007-09-14|2007-10-24|Univ Manchester|Method for determining three-dimensional structures of dynamic molecules|
CN101415122B|2007-10-15|2011-11-16|华为技术有限公司|一种帧间预测编解码方法及装置|
CN101557514B|2008-04-11|2011-02-09|华为技术有限公司|一种帧间预测编解码方法、装置及系统|
EP2182732A1|2008-10-28|2010-05-05|Panasonic Corporation|Switching between scans in image coding|
US20110176611A1|2010-01-15|2011-07-21|Yu-Wen Huang|Methods for decoder-side motion vector derivation|CN101557514B|2008-04-11|2011-02-09|华为技术有限公司|一种帧间预测编解码方法、装置及系统|
US8873626B2|2009-07-02|2014-10-28|Qualcomm Incorporated|Template matching for video coding|
CN102215407B|2010-04-09|2013-07-10|华为技术有限公司|双向预测块的获取方法和装置以及图像解码方法|
CN102215386B|2010-04-09|2013-03-27|华为技术有限公司|视频图像块处理方法及装置|
CN102413326B|2010-09-26|2014-04-30|华为技术有限公司|视频编码、解码方法和装置|
CN107181958B|2011-02-09|2020-04-28|Lg 电子株式会社|编码和解码图像的方法及使用该方法的设备|
EP2615832A1|2012-01-13|2013-07-17|Thomson Licensing|Method and device for encoding a block of an image and corresponding reconstructing method and device|
CN104756496B|2012-09-26|2018-04-17|汤姆逊许可公司|图像间预测方法和设备以及对应的编码方法和装置|
CN103716631B|2012-09-29|2017-04-05|华为技术有限公司|用于图像处理的方法、装置、编码器和解码器|
FR2991843A1|2012-11-29|2013-12-13|Thomson Licensing|Procede et dispositif de prediction inter-image et procede et appareil de codage correspondants|
US9696145B2|2013-05-13|2017-07-04|Texas Instruments Incorporated|Opportunistic structured light|
WO2015010317A1|2013-07-26|2015-01-29|北京大学深圳研究生院|一种基于p帧的多假设运动补偿方法|
KR101946598B1|2015-04-30|2019-02-11|지티이 코포레이션|이미지 코딩, 디코딩 방법 및 장치|
CN105338351B|2014-05-28|2019-11-12|华为技术有限公司|基于模板匹配的帧内预测编、解码、阵列扫描方法及装置|
US10291262B2|2015-04-08|2019-05-14|Telefonaktiebolaget Lm Ericsson |Decoding of messages with known or hypothesized difference|
CN105512310A|2015-12-11|2016-04-20|中国航空工业集团公司西安航空计算技术研究所|一种基于fc-ae-asm协议的数据精确及模糊搜索方法|
WO2018170793A1|2017-03-22|2018-09-27|华为技术有限公司|一种视频数据的解码方法、解码装置、编码方法和编码装置|
CN106937125B|2017-03-28|2019-12-10|西安电子科技大学|一种动态改变搜索窗大小的多假设预测方法|
CN109996081A|2017-12-31|2019-07-09|华为技术有限公司|图像预测方法、装置以及编解码器|
TW202007155A|2018-07-18|2020-02-01|聯發科技股份有限公司|一種視訊編解碼的幀間預測方法及裝置|
法律状态:
2011-12-28| A977| Report on retrieval|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20111228 |
2012-01-18| A131| Notification of reasons for refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120117 |
2012-04-12| A521| Written amendment|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20120411 |
2012-08-08| A02| Decision of refusal|Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120807 |
优先权:
申请号 | 申请日 | 专利标题
[返回顶部]